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2006年09月08日

●スカイマーク、新株予約権により資金調達

 スカイマークエアラインズは平成18年9月8日、三菱UFJ証券に対して新株予約権を付与することで資金調達を行う旨を明らかにしました。

 当該新株予約権は、1個あたり発行価額3800円で1万個付与され、当初行使価格は368円(新株予約権1個につき1000株付与)であり、現時点で約37億円の資金調達が可能となる模様です。

 また、同社IR情報によると、当該新株予約権による資金調達には以下の4つの特徴があり、株価への影響を配慮した設計であるとのことです。

�.本新株予約権の特徴
1.新株予約権の目的である株式の総数は、当社普通株式10,000,000株で一定であるため、株価動向にかかわらず、最大希薄化株式数が限定されていること。
2.取締役会が必要と認めた場合(ただし、本新株予約権の割当日から2007年3月26日までの期間については、証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値が下限行使価額未満の場合または上限行使価額を超える場合に限る。)には、当社が本新株予約権を取得・消却することが可能であること。
3.新新株予約権は、三菱UFJ証券株式会社1社への第三者割当方式であり、新株予約権の形態では、当社取締役会の承認が無い限り同社から譲渡されないこと。また、同社は本新株予約権の権利行使の結果取得することとなる株式の数量の範囲内で行う当該株式と同一銘柄の株式の売付け等以外の空売りを目的として、当該株式の借株を行わないこと。
4.割当先とはコミットメント条項付買取契約を締結することとしており、当社が本新株予約権の行使の量および時期について一定のコントロールができるスキームとなっていること。
【2006/9/8】
スカイマークエアラインズ「第6回新株予約権(第三者割当)の発行およびコミットメント条項付買取契約の締結に関するお知らせ」抜粋