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2006年07月20日

●第三者割当増資

第三者割当増資とは、既存の株主以外に新株引受権を与える方法を指す。会社の役員や従業員、取引先や関係金融機関等との関係強化および系列化を目的に実施される。上場会社の有償増資の方法としては特殊であったが、バブル崩壊によって公募増資がストップしてしまったことで、有償増資の主流に躍り出た。公正な発行価額が要求されるため、有利な条件の場合には、株主総会の特別決議による承認が必要となる。未公開会社の場合の発行価額は、会社の資産内容、経営・収益状態等を考慮し、新株発行が成功する範囲における最高価格と定められている。