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2006年05月27日

●S/O会計基準が求める会計処理

「ストック・オプション会計基準」が対象とする取引の範囲は、非常に広いのですが、やはり、代表的なものは、役員・従業員に無償で付与するストック・オプションです。

ストック・オプションを付与した場合の特徴的な会計処理とは、ストック・オプションの公正な評価額を従業員等の労働等のサービスの提供度合いに応じて費用計上することがあります。
この会計処理を行うためには、まず、.好肇奪・オプションの公正な評価額を算定すること、公正な評価額を労働等のサービスの提供度合い応じた費用配分を行うことの2点を検討しなければなりません。

仝正な評価額の算定
 ストック・オプションの公正な評価額は、市場価額があれば、その時価で評価することで足りるのですが、ストック・オプションに時価があるわけではないので、何らかの合理的な方法で評価しなければなりません。
『「ストック・オプション会計基準」では、株式オプションの合理的な価額の見積りに広く受け入れられている算定技法を利用することとなる。』としており、ブラック・ショールズ式、2項モデル等の算定技法を用いることになります。

▲機璽咼垢猟鷆‥拗腓い鳳じた費用配分
 サービスの提供度合い応じた費用配分は、公正な評価額を対象勤務期間を基礎とする方法その他の合理的な方法に基づき当期に発生したと認められる費用を計上することによって行われます。

上記2点の検討が終われば、「ストック・オプション会計基準」の論点の大半は、つぶしたことになるのですが、この2点は、意外と奥が深く、実務上の論点が多く潜んでいるのです。